Pocket

消費税を税抜経理方式で処理している場合、課税仕入に対する理論上の消費税額と、仮払消費税として計上した消費税額との間に差異が発生する場合があります。

数円の違いであれば端数処理による差異なので気にしなくていいのですが、差額が大きい場合は、他に原因があるはずです。

今日は経費に関する消費税の差異について、ありがちなこと(?)をご紹介します。

仮払消費税計上額をチェックする

例えば、
ある期間の課税仕入(8%)の税抜合計額が10,000円だったとします。
この場合、仮払消費税として
10,000円 × 8% = 800円
計上されるはずです。

ところが、その期間に計上した仮払消費税が500円しかありませんでした。

その差、300円。

300円 ÷ 8% = 3,750円

この場合、3,750円くらいの仕入について消費税の仕訳が間違っているのかな、と想像できます。

大した金額ではないような気もしますが、差異があると気持ち悪いもの。
こんなときはサクッと修正しておきましょう。

ゴルフに関する消費税の処理

接待などで取引先と一緒にゴルフに行くなんて、よくあることですよね。
例えば、ゴルフに関し、こんな請求明細があった場合。

〇グリーンフィ  10,000
〇ロッカー代     500
〇飲食代       8,000
〇ゴルフ場利用税   900
〇緑化協力金     30
【小計】     19,430
〇消費税       1,480
【合計】     20,910

こんなとき、税抜経理方式で、外税でガシガシ伝票入力している人はたまにこんな仕訳を起票してしまいます。

そもそも本体に対して消費税が8%になってない。

ゴルフ場の利用により支払う費用には、消費税が課されるものと課されないものがあるので、内訳をよく見て起票しましょう。

上記の請求明細の場合、ゴルフ場利用税(900円)と緑化協力金(30円)は消費税不課税なので分けて起票しましょう。

立替金の請求があった場合の処理

業務委託先などが、委託元である当社が負担すべき費用などを立替えて支払ったあと、代金と合わせて請求してくる場合があります。
例えば配送業務を委託した場合に、高速代金は実費精算する約束で、通常の運送費用のほか高速代金を下記のように請求された場合。

運送料  980,000
立替金  108,000
【小計】 1,088,000
消費税    78,400
合計   1,166,400

こんなとき、ガシガシ伝票入力してしまうと、うっかり

と起票してしまいがちです(ゴルフと同じパターン)。

変化球として、請求書に立替金部分を高速代金(不課税)なんて記載してあり、運賃の不課税仕入にしてしまったというのも見たことがあります(委託先からすれば消費税を上乗せしたくなかったのでしょう)。

いずれにせよ、この場合立替金として消費税を上乗せせずに請求された金額は、消費税込みの運賃です。内税になっているので仮払消費税を別に起票しましょう。
請求書になんて書いてあるかはこの際関係ないのです。取引の内容で判断しましょう。

 

 

あまりありがちじゃなかったらごめんなさい。